テネルスについて その① |

一見完全に枯れてしまっているように見えますが、テネルスは大抵水上葉(水草ファームでは多くの水草が水上で育成されています。そのほうは管理が楽で生産性が高いからです。)の状態で入荷するため、水に沈めてしばらくすると葉っぱが枯れて来ます。
「水上葉が水中葉に変わっていく」ということを知らない人は、この時点で「水草が枯れた(死んだ)」っと思い、せっかく植えた水草を引っこ抜いて棄ててしまうかもしれません。っが、水上葉は水中という環境に適応できず枯れてしまうのは自然の事で、そのままの状態で置いておけば自然と水中葉に移行していきます。
「枯れた状態で置いておくのはみっともない」っという方は、水中葉が数枚出てきていることを確認したうえで、水上葉をカットしてしまっても構いません。
カット後の状態がこちら ↓

とても貧相な状態になってしまいましたが、向かって左側に2本のランナー(ランナーとは、エキノドルスなどの水草が増殖する際に伸ばす茎のようなもの)が出てきている事が確認できます。これは水草がしっかり成長している証です。
水上葉をカットするタイミングも重要で、あまり早めにカットし過ぎると水草自体が弱ってしまって本当に枯れてしまう事もあります。水上葉の水草を育成する際はそのあたりに注意が必要です。
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