名前はエンペラーアーマードギガンテプレコ |
まずは画像をご覧ください。




見た目はほんと地味でしょ?
このプレコを見て「な~んだアーマードプレコの仲間か。」とか「ギガンテプレコだよね?」っと思うのが普通のプレコマニアの反応だと思います。斯く言う私も袋に入っている状態で上から覗いた時「カープフェイスギガンテか???」っと思いました。
予備知識として他の多くのプレコとは異なるアーマードプレコとギガンテプレコの形態的共通点を挙げると、「プレコのくせに眼がオメガΩアイではない」という事と「プレコのくせに脂ビレがない」という事の2点があります。
では話しを今回入荷した個体に戻すと、鱗の雰囲気からアーマード(プセウドリネレピス属)やギガンテ(リネレピス属)を連想させる事に加え、眼を見るとΩ型ではない真ん丸の黒眼をしています。この時点ではアーマードやギガンテの仲間と思ってしまうのですが、なっ、なんとこのプレコには脂ビレ(背ビレと尾ビレの間の背中部分にある軟条を持たない小さなヒレ)が存在するんです!コレは趣味レベルでは取るに足らない違いではありますが、学術的には見逃す事ができない大きな違いと言えます!分類学者ではないので予想でしかありませんが、大げさではなく今まで知られていない新種、しかも属レベルでの新種だと思います。外見は超地味でほとんど話題になる事はないと思いますが、久々に未知なる魚を見れたので個人的には大満足です!!
(ちなみに頬部分にフェザースパングルのような細かい棘が密集しています。これもこのプレコの大きな特徴と言えますが、オレンジフィンアーマードも、このプレコほどではないですが、多少頬部分の棘が発達する傾向があるのであえて触れませんでした。)
SIZE・17cm± 価格・¥19800
・