停電 |
ユニアクのある浜松市は、広範囲にわたって長時間停電が発生しました。
かく言うユニアクも、閉店後8時半ごろから5時間以上は停電(AM1時以降は電気復旧されるのを諦めて帰宅したので、どれくらいの時間停電していたのか正確には確認していません。)していましたが、結論から言うと、餌金が半分くらい酸欠によって死んだ以外は全く被害はありませんでした。
今回の停電で魚が死ななかった原因として、おもなものが4つあると考えます。
① 水質が良かった。
(教訓① 日頃から水質管理を徹底しておく!)
② 停電が発生したのが夜、しかも(停電なので当然ですが)真っ暗だったため魚の代謝が極端に落ち、昼間よりも酸素の要求量が減ったため酸欠になりづらかった。
(教訓② 停電になったら水槽を何かで囲って真っ暗にしておく!)
③ その日は夕方以降餌を与えていなかったため、酸素の要求量があまりなかった。(魚は餌を食べ消化する過程で最も酸素を必要とします。)
(教訓③ 停電になりそうな時は餌をあげない!)
④ 水槽の中の魚が1匹死ぬと、それによって水質が悪化して次々魚が死んでいくという「負の連鎖」が起きなかった。
(教訓④ 魚が死んでしまったら速やかに取り出す!)
※酸欠になるかならないかは魚の飼育密度によって大きく変わります。当然魚が多いと水槽内の溶存酸素量が減り酸欠に陥りやすくなります。ちなみに当店で特に飼育密度が高いと思われるカージナルテトラ(45cm水槽に300匹くらい)とアフリカンシクリッド(60ワイド水槽に40匹くらい)の水槽を、停電3時間後に懐中電灯で照らしてエラの動きを観察してみたところ、ほとんど普段と変わらない様子(っというか、死んだように寝ていました)でした。この2本の水槽は駄目かもしれないと思っていたので、正直意外でした。上記の4つは、これらの水槽が高い飼育密度という悪条件の中でも酸欠を起こさなかった要因と言えます。
これらの事は「もし停電が発生したらどう対処したら良いか」と言う事に繋がりますので是非参考にしてみてください!
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