ADAの高級人工飼料「AP-1」を使ってみた。 |

ちなみに、ADA・フィッシュフードAPとは・・・
人口プランクトン(Artificial Plankton)を目指して開発された、天然プランクトンを上回る栄養価と嗜好性を備えた基本フードで、消化吸収が良好で排泄物が少なくなるので水が汚れにくく、藻類の発生も抑えられます。 (以上、ADAカタログより)
今回このAPシリーズの中で一番粒の小さなAP-1を、あまり人工飼料を好まないワイルドアピスト各種と先日お店で繁殖したベタ・マクロストマの幼魚に与えてみたところ、今まで一度も人工飼料を与えた事がなかったので反応は鈍いものの、恐る恐る口に含み何度か咀嚼しながら飲み込ました。
今回与えてみて驚いた事は、普通初めて食べる人工飼料は口の中で咀嚼し何度か吐き出しながらちょっとずつ、一見不味そうにしながら食べるものなのですが、AP-1は口に含んで咀嚼し、一度も吐き出すこと無くそのまま飲み込んでしまった事です。試しに翌日他の人工飼料(あえて名前は伏せますが、粒子の形状はAP-1とよく似たものを選びました)を与えてみたところ、そちらは口には含むものの何度か咀嚼し吐き出してしまい、結局あまり食べずに水槽内に残ってしまいました。この「吐き出しながらも食べる」という行動と「吐き出すこと無く食べる」という行動は、嗜好性を比べる上では決定的な違いと言って良いでしょう。
当店はADA特約店のためADA商品を広く取り扱っておりますが、「何もエサまでADAじゃなくても良いだろう。高いし・・・。」っという思いから、今までADAフィッシュフードをあまり取り扱って来ませんでした。がしかし、お客様からの貴重な意見を頂き、今回実際試して見て非常に良かったと思います。このADA・フィッシュフード・APシリーズは、人工飼料をあまり好まない小魚に試して見る価値有りです!
最後に・・・
ここまで喰い付きが良いということは、かなりの高タンパク・高脂肪だと予想されますので、与え過ぎに注意が必要な上(与え過ぎると格好良いアピストもみっともない体型になってしまう恐れ有り)、開封後の劣化が激しいと予想されますのでできる限り早めに使ってしまうことをオススメします。喰い付きが良いエサが万能という訳ではありませんので・・・。
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