スクスつながり |

↑手前の黒い個体がヤレリィ、奥の明るい黄土色の体色をした個体がバガバガです。一般的にヤレリィは体全体に黒い斑点が多数入り、全体的に黒っぽい体色をしているのが特徴。対してバガバガは黒い斑点が少なく、明るい体色をしているのが特徴と言われます。この2個体を比べるとその違いがはっきりわかります。っが、体色というものは環境によって変化する不安定な要素なので、それだけでこの2種を判別するのは難しいです。

↑バガバガのほうが全体的にずんぐりむっくりな体型をしていて、ヤレリィのほうはやや体高が低くスレンダーな印象です。

↑尾ビレの形状は、ヤレリィのほうが深く上下に切れ込んでいます。またこの画像では尾ビレの形状の違い以上に脂ビレの大きさが違うのがわかると思います。

↑画像ではわかりづらいですが、眼球の大きさがバガバガに比べヤレリィのほうは小さいです。
以上述べてきたことはバガバガとヤレリィをそれぞれ見比べることで2種類を判別するポイントでしたが、1個体を見ただけでおおよそ判別できるポイントがあります。それは脂ビレと尻ビレの位置関係です。

↑こちらバガバガ。バガバガの脂ビレと尻ビレの位置関係は、尻ビレの前端が脂ビレの前端よりも頭側にあります。また、臀鰭基底長が脂ビレの幅よりも長い です。

↑こちらヤレリィ。ヤレリィの場合は、尻ビレの前端が脂ビレの前端とほぼ同じ位置、もしくは脂ビレの前端よりもやや後ろに尻ビレが付いています。また、臀鰭基底長と脂ビレの幅がほぼ同じくらいです。
・